酒と女(右)と私(左)

女(左)が女(右)に書かされている。

2月24日 「女芸人の壁」を読んで。

 

私は女芸人が好きだ。

高校生の時にエンタスペシャルを見て

1組の女芸人にハマり

女芸人のおかっけにバイト代のほとんどを突っ込んでいた。

 

そんな私が本やで見つけてしまった。

女芸人の壁

この本の中で声を上げている女芸人の中で

Aマッソの加納と納言の幸が特に好きだったのでこの本を

読んでみることにした。

 

Aマッソ加納は近年何冊か本を出しており

その本たちも面白い。今後感想文をあげるので読んでみてほしい。

URLだけ先に貼っておく。

 

 

 

これはちゃうかは加納節が満載でちょっと頭を整理して読まないと

こんがらがっちゃうのが最高だ。

 

さあ、本題に戻って女芸人の壁について書いていこうと思う。

まず本を読み始めてすぐ気づいたのはこの本は

おもしろ人生論ではなくフェミニストとして社会に訴えかける

本であることだということだ。

 

芸人に書かせるというのは、

普段お笑い大好き人間にはとても効くんじゃないかと思った。

小さい頃は容姿で笑いを取ったり、笑われるシーンを作ったりしているのを

テレビでよくみていた。

 

高校の時にビジュアルで女芸人に惹かれるまでは

お笑いに下品なイメージがありぶっちゃけ苦手だった。

 

女子高生時代になり劇場にお笑いを見に行っても

その考えは根本にあったと思う。

「下ネタで笑いをとる芸人は好きじゃない」と地下劇場では心底思っていた。

その時ジェンダー差別という言葉は知らなかったし

単純に売れてテレビに出たいのに「テレビではできないネタで笑いをとる意味」が

わからなかったのだ。私が女子高生の時にはすでにテレビでの規制も強くなっていた。

 

それでも、女性芸人は容姿や女であることで

男性芸人とは違う笑いを求められ応えていた部分はあると思う。

 

読み進めていくと、

加納さんはもっと物腰柔らかくインタビューに答えててビビった笑

加納さんいわく数年前は「女芸人のファン=おっさんファン」っだたのが崩れてきた。とのこと。懐かしい。私以外全員オジサンのせいで私演者だと思われたっけ。

最近は女芸人ライブの興味が薄れてきて男女関係ないライブを見にいくことが多くなった気がする。もともと女芸人だけのライブという空気が苦手だったのかもしれないけど。

可愛さとエロさで評価が下されている感じが上から目線で違うと思っていた。

まぁ、今思えば「あくまでも私はお笑いが好きでここにいるんだ」というプライドからきている感情でもあるかもしれない。

 

加納さんの「性別に恩恵を受けてたはずなんです。」ってところ

女芸人として私は生きていないけど確かにその通りだなって思った。

よくサイゼデートの良し悪しとか、男に奢られる論争とか、

男性をこちらがジャッチするような論争をネット上で見かけることがあるけど

恩恵を権利みたいに捉えて、よくないフェミニスト論がある気がする。

ありがたかったことは相手が与えてくれたと相手を重んじれた時に

初めてジェンダー平等について語ることが許されるのかもしれない。

 

今回は加納さんの部分だけ取り上げましたが

読み進めて感想や思ったことを引き続きかければいいなと思っています。

よろしくお願いいたします。